1.はじめに
「RunwayML」は、クリエイターのための機械学習をWebサービスで提供するユニークな会社です。今回は、現在無料で提供されている、動画の指定部分を切り取る Green Screen をご紹介します。
2.やってみる
「RunwayML」のGreen Screenのサービスに接続します(このサービスの対象はPCです)。
![](http://cedro3.com/wp-content/uploads/2020/12/初期画面-1.png)
最初にチュートリアル動画が表示されますので、必要があれば見て下さい。見終わったら「Skip」ボタンを押します。
今回は、事前に用意されている、屋上で男性がダンスを踊っている動画(13秒)をそのまま使います。
![](http://cedro3.com/wp-content/uploads/2020/12/動画表示.png)
※ 無料のアカウント登録を行えば、自分の用意した動画をドラッグ・アンド・ドロップでアップロードして使うことが出来ます。
ビデオの最初のフレームで、残したい画像を指定します。
![](http://cedro3.com/wp-content/uploads/2020/11/クリック-1.png)
「Include」で残したい画像クリックすると緑の点が表示されます。すると、その情報を元に自動的にMaskを推定します。
最初のフレームのマスクが表示されました。
![](http://cedro3.com/wp-content/uploads/2020/11/自動領域指定-2.png)
マスクが不足ならさらにクリック、余分な部分があれば「Exclude」にしてクリックして下さい。マスクが適切な状態になったら、「Preview」ボタンを押します。
最初のフレームのマスクを元に、全てのフレームに順次自動的にマスクを掛けて行きます。この処理にディープラーニング が使われています。最後のフレームのマスクを掛けるまで、しばらくお待ち下さい。
![](http://cedro3.com/wp-content/uploads/2020/12/変換中.png)
繰り返し再生しますので、マスクが上手く行っているか確認します。もし、途中でマスクがフィットしないフレームが発生したら、赤いカーソルをクリックして止め、そこを先程と同様に修正して「Preview」を押します(その後のフレームはその修正を反映します)。満足出来る状態になったら、「Export」を押します。
指定した画像が切り取られた動画が出来ました。
![](http://cedro3.com/wp-content/uploads/2020/11/背景を指定.png)
「+」ボタンを押して、自分のPCから背景画像をアップロードします。今回は猫の画像をアップロードします。
Background Color and Image でアップロードした猫の画像を指定すると、合成されます。
![](http://cedro3.com/wp-content/uploads/2020/12/合成.png)
![](http://cedro3.com/wp-content/uploads/2020/11/Green-Screen-SD-–-Dancer.gif)
※ 無料のアカウント登録を行うと、完成した動画をダウンロードすることができます。
せっかくなので、私はアカウント登録し、自分で用意した動画でも試してみました。これは、ルーマニア/アナ・ポルグラスの平均台演技を切り取って、MacbookAirと合成した例です。
![](http://cedro3.com/wp-content/uploads/2020/12/twitter_gim2_mac.gif)
もう一つ、これは走り高跳びの選手を切り取って、空と合成した例です。
![](http://cedro3.com/wp-content/uploads/2020/12/twitter_high02_s.gif)
私は、クリエイターのための機械学習をWebサービスで提供するというコンセプトがとてもCoolで好きです。「RunwayML」の今後の発展に、大いに期待したいところです。
では、また。
コメントを残す