Wonder Studioで、動画の人物を3Dモデルに置き換える

1.はじめに

 今回ご紹介するのは、動画の人物を3Dモデルに置き換えることが出来る「Wonder Studio」というWebサブスクサービスです。

2.Wonder Studioとは?

 「Wonder Studio」は、動画の人物を検出し、動きやライティング、顔の表情などを認識した上で、3Dモデルに反映します。

 これによって、動画の人物を3Dモデルに置き換えることが可能で、複数人物が写っている場合でも個別に3Dモデルに置き換えることが可能です。

 また、この時検出した動きは3次元データとして出力し、別の3D動画で活用することも出来ます。

 3Dモデルは、デフォルトで用意されているもののほか、自分でモデリングソフトを使って作成した3Dモデルもアップロードして使用できます。

3.使い方

 Wonder Studioのホームページへ行き、Sign Upします。サービスを利用するには課金が必要なので、課金します(料金は、4.サブスク料金を参照)。

 まず、「Create New Project」を押し、Live Action Easy「Continue」を押します。

 

 編集画面が現れます。赤枠内に、自分のPCから編集したい動画をドラッグ&ドロップします。

 

 下部にある赤丸のシークバーを動かし適当な画面にしたら、上部にある「Next」を押します。

 

 Choose Actorのポップアップが出ますので、「Scan frame for actor」を押します。これによって、画面上の人物を個別に認識します。

 

 検出された人物の周りにグレーの枠線が描写されます。複数の人物が居る場合は、それぞれ枠線が描写されます。左にある3Dモデルから、好みのものをグレーの枠線内にドラッグ&ドロップします。

 

 上部にある「Next」を押します。

  

  Render final compositionがポップアップします。解像度など必要な設定を行い、「Start Processing」を押します。この時、AI MoCapONにしておくと、動きの3Dデータを出力出来ます。後は、待つだけです。

 

 それでは、完成した動画を見てみましょう。

 人物が完全に3Dモデルに入れ替わり、検出した動きの精度も高いことが分かります。この仕組みで、人の動きを読み取り、自分の3Dモデルで全く新しい3D動画を作るとか夢が膨らみますね。

4.サブスク料金

 サービスを利用するためには、課金が必要です。個人向けには、「LITE」と「PRO」があり、それぞれ解像度、動画時間、同時3Dモデル使用数などに差があります。最初は、「LITE」で充分だと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

ABOUTこの記事をかいた人

アバター

ディープラーニング・エンジニアを趣味でやってます。E資格ホルダー。 好きなものは、膨大な凡ショットから生まれる奇跡の1枚、右肩上がりのワクワク感、暑い国の新たな価値観、何もしない南の島、コード通りに動くチップ、完璧なハーモニー、仲間とのバンド演奏、数えきれない流れ星。